クリスタルガラスでできたフランスのイパーン（Epergne）です。フランスブルボン王朝期にパーティーでテーブルをより豪華に飾るためセンターピースとして生まれたものです。当時は花を飾りながらより高さを出していました。トランペットのような口が広がったかたちで下にお皿が付いている豪華なものを良く見かけますが、こちらは花を挿す部分が一つのタイプです。バカラのディアマンのようなきらきらと輝く複雑なデザインのプレスガラスで出来ています。ベース部分はスペルター（亜鉛鉛合金）で作られています。スペルター製品は19世紀半ばから銅が不足していた20世紀にかけて作られていましたが、最近ではなかなか見つからないものとして人気が出てきています。置いてあるだけでも素敵ですが、生花やドライフラワーを飾っても絵になります。

全高：282mm
直径：127mm
ベース：97mm×97mm

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